川島なお美さん 生前語っていた私生活とスキャンダルの真相
川島なお美さんが24日にこの世を去った。54歳、余りに早すぎる死だ。
敵も多く、スキャンダルも報じられた女優だが、その発言は率直かつ印象に残るもので、流行語にもなった。その川島さんが4年前、本紙連載「魔性の女と呼ばれて…」でスキャンダルの真相、プライベートを語ってくれた。
最初の洗礼はカンニング騒動。デビューして通っていた青学大3年のこと。試験でカンニングしたが、反省し、追試するようにいわれてクリアしたという。ところが、1カ月後「記事になるらしい」と連絡があり、ものすごい騒ぎになって、番組の中で「『世間をお騒がせして申し訳ありません』と謝罪し、出演を自粛することになりました」。この騒動は「心にクギを打ち込まれたようでした」と語った。
川島さんといえば、82年から出演したバラエティー「お笑いマンガ道場」(日テレ系)。この番組に触れられるのを嫌がっていると伝えられていることには「ドラマの撮影で演技に集中しているときに『マンガ道場』のことを聞かれ、少しムッとして『その話はちょっと』と言ったのが発端かもしれません。言葉はときにウイルスのように蔓延していきます」と語った。