ジム練習生150人 “修斗のカリスマ”佐藤ルミナさんの引退後
総合格闘技が一大ブームになった時期がある。この総合格闘技の原形になったのが、打撃、投げ、絞め技などを駆使する「修斗」なる格闘技だ。その修斗で“カリスマ”と呼ばれた人気選手がいた。「佐藤ルミナ」という優しげな名前に反して“秒殺”で相手を葬り、その一方、ファッション誌に登場して格闘家のこわもてイメージを変えた。今どうしているのか。
「現役時代、小田原のスポーツジムで週1回、素人さん相手に修斗教室を開いてましてね。参加者は増える一方だし、毎日やりたいって声も多かったので、いっそのこと自分のジムを持とうと、2005年10月にこのジムを開きました。ただ、正直、修斗は一般的にまだ知名度が低い。修斗の名称だけじゃなかなか伝わらないので、総合格闘技の看板も掲げました。基本的な指導方針は、まず格闘技は怖いってイメージを払拭すること。それと体力増強やダイエットのために通われる方もいらっしゃり、個々の目的に合った指導を心がけてます」
Tシャツに短パン姿の佐藤ルミナさん(41)、まずはこう言った。会ったのはJR小田原駅東口近くのビルにある総合格闘技ジム「ルーツ」。入会金は高校生以下を除いて1万円。月会費は一般男子1万800円、女子6480円だ。