「下町ロケット」専門家が見た好発進要因は“特盛り全部のせ”
俳優陣の顔ぶれは“バージョンアップ”。主要キャストのひとりとして名を連ねる大御所の杉良太郎(71)は同局の連ドラ出演44年ぶりというので放送前から大きな話題になった。
「人気の噺家コンビも登場。立川談春は『ルーズヴェルト──』の悪役から今作は主人公サイドの人間となり、春風亭昇太は『笑点』では見せることのない芝居や生え際が乏しい後頭部を披露するものだから目を奪われました。また同局の情報番組のMCである真矢ミキ(朝)と恵俊彰(昼)を起用することで、定期的かつ自然にドラマの宣伝ができるのもオイシイですね。大ベテランの倍賞美津子、キーマンになりそうな吉川晃司、朝ドラ女優の土屋太鳳……見ているだけで胃もたれするぐらい多彩な役者陣を揃えた。それを消化するために視聴するという楽しみ方もできそうです」(桧山氏=前出)
“TBSの大河”といわんばかりに豪華なキャスティング。ヒットが確約されたようなドラマだけに失敗は許されない。