“芋づる”狙う警視庁 清原被告に囁かれる「再逮捕」Xデー

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 覚醒剤取締法違反の罪に問われた清原和博被告(48)の初公判は、“のりピー級”の注目度だった。

 17日は雨の中、傍聴券20枚に3769人が列をつくり、倍率は約188倍。紺色のスーツ、白いワイシャツ姿で法廷に現れた清原被告は弱々しい印象で、すっかり“番長”の面影が消えていた。かすれた声で涙ながらに「本当に申し訳ない」と謝罪を繰り返したが、清原被告を逮捕した警視庁の特命チームは、早くも再逮捕を視野に入れているという。

 昨年の警察庁の資料によれば、40代の覚醒剤事件の再犯率は72.2%に上り、50代以上は8割近くに跳ね上がる。だからこそ、17日の公判の論告求刑で検察は「被告の覚醒剤への親和性、依存性、常習性は顕著である」と清原被告を断罪し、大方の予想より1年重い懲役2年6月を求刑した。31日の判決公判では執行猶予がつくとみられているが、それで一件落着とはなりそうにない。

「清原氏側が野球評論家の佐々木主浩氏に情状証人を申請した時点で、警視庁の捜査員も“こりゃダメだ”と拍子抜けしたはずです。2人は“飲み仲間”でなあなあの関係。2年前に週刊文春が薬物疑惑を報道してからも、佐々木氏は清原氏と平然と付き合いを続け、薬物依存を見抜くことも、やめさせることもできなかった。そんな彼がいくら『覚醒剤をやめさせる』と言っても説得力がない。判決公判で執行猶予がついたその日から、警視庁の特命チームが清原氏の内偵を再開するでしょう」(薬物事件に詳しい元兵庫県警刑事の飛松五男氏)

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