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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

突然の涙で心情吐露 アドリブ上手の吉田羊はなぜ豹変した

公開日: 更新日:

 続報はなく、「すでに別れている」というのが大方の見方だった。そこに、先週の「週刊文春」が「中島が路上で泥酔して見知らぬ女性に抱き付く事件を起こした」と報道。しかも、吉田宅に連泊した翌日に事件を起こしていたという。吉田がこの記事を目にしていれば、「あなたが笑顔であれば」の言葉も自然に結びつき、説得力を増して見えるのだが、吉田の真意は不明。

 生の現場は時に見る人の想像力をかき立てる。昔、小川知子が音楽番組に生出演中、歌の途中に泣きだすハプニングがあった。恋人と報じられていたレーサーの彼が事故死と伝えられた直後の出演。歌った曲「初恋の人」の一説にある〈なぜだか会えなくなって、恋しい人なの――〉といった歌詞と彼を重ね合わせ涙したことは誰もが想像できた。

 吉田は女優らしく自らの言葉で今の心情を吐露して思わず涙したが、「誰かを思い浮かべないと出ない言葉と涙」という意見もある。芸能界には松田聖子の「今度生まれ変わったら、一緒になろうね」といった後世に残る名言がある。吉田の言葉も印象に残るものになった。

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