解散と再結成で紆余曲折 よしおが今ものりおを立てるワケ
1980年代の漫才ブームを牽引し、一躍、人気者となった西川のりお(65)・上方よしお(63)コンビ。もともとのりおさんは吉本興業、よしおさんは松竹芸能に所属し、別々に漫才師として下積みをしていた。コンビ結成は75年。紆余曲折はあったが、よしおさんは今も相方を立てる。その理由とは?
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僕がこの道に入ったんは大学受験に失敗して浪人してた時。入門させてくれはった上方柳次・柳太師匠(松竹芸能)をはじめ、これまでの人生、人にはよーけお世話になってきましたわ。
もちろん吉本興業の吉野(伊佐男)取締役相談役、大崎(洋)社長、岡本(昭彦)よしもとクリエイティブ・エージェンシー社長、元常務の木村(政雄)さん、そして(中田)カウス兄やんには松竹芸能から移籍して以来、ずっとお世話になりっぱなしや。
せやけど、芸の道で言うたら、相方ののりおやろね。最初は別々やったんよ。僕が「ピンクパンク」「ムチャクチャ」ってコンビを経て、吉本に移籍したんは73年。島田洋七君と2代目「B&B」を組んだときです。