盲導犬と舞台出演 “元ミス熊本”木下由里子さんは劇団主宰
今は、公演に向けて稽古の真っ最中。
「大手企業のバックアップがないものですから、台本制作や出演者の公募、オーディション、スポンサー募集、チケット販売、ぜーんぶ私とスタッフでやらなきゃならない。昨年の8月からテンテコ舞いです」
ところで、横でニコニコほほ笑んでる老紳士は?
「私の主人、山辺信雄です。故・団鬼六先生と組んで映画製作やプロダクション経営をしていました。テレビ放送が始まった当初から音響に携わり、時代劇の殺陣のシーンで『バサッ』『ドスッ』といった効果音があるでしょ? あれ、濡らした新聞紙でキャベツや白菜を包んで日本刀で切ってるんですけど、そのアイデアを考えたのが主人なんです」
実はご主人は木下さんが所属する事務所の社長。入籍は04年だそうだ。
「主人は昭和8年生まれの83歳。27歳も年が離れてるので、よく親子と間違えられちゃうんです。フフフ」
■エレベーターガール時代はイジメも経験