“相棒俳優”の夫が一人晩酌 妻の松本紀保は「出る幕なし」
いざ芝居をやり始めると、演劇人はみんなお酒好き。うまいお酒を飲むために芝居をやってる人もいると聞きますし(笑い)。そんな世界にいるとやっぱり感化されますね。私はどちらかといえば、お酒そのものより飲む雰囲気が好きです。
芝居の場合、役者の方と一緒にいる時間が結構長い。稽古が終わったら飲みに行くし、本番になったら見に来てくださったお客さんと飲みに行ったり。でも、焼酎のお湯割りを2~3杯程度。それも食事しながら人より何倍も時間をかけてゆっくり飲みます。中華なら杏酒。鍋なら温かな酒。周りが飲んでいるのでハイボールに憧れたこともありましたが、ピッチが速くなるし、あれはオトナの飲み物かな(笑い)。
飲むと陽気になる方ですね。芝居の話もしますが、演劇論みたいな突っ込んだ話はしません。仲間同士が険悪な雰囲気になりそうになった時、仲裁に入ったりすることもあるし、ある程度、周りが酔っぱらった時点で、お酒を飲むふりをしてウーロン茶に切り替えて、平静を保とうとすることもあります。
ただ、自分ではほろ酔いと思っていても、次の日、記憶が曖昧な時もあって、「昨日迷惑かけなかった?」と聞くこともありますが、大体セーフ。その人も酔っぱらっているから本当のことは分かりませんが(笑い)。