元レスラー山川竜司さんは横浜でプロレス酒場を切り盛り
ここ数年、プロレス人気が復活してきたが、デスマッチをメーンに異彩を放っているのが、横浜を拠点とする「大日本プロレス」だ。山川竜司さん(46)は、毎試合血だるまになりながらも大暴れした同団体の看板レスラーだった。引退は2012年7月。さて、今どうしているのか?
■横浜・関内に小さなスナックをオープン
「いらっしゃい。仕込みをしながらだけど、適当に空いてるとこに座ってよ」
横浜・関内駅から徒歩約8分。伊勢佐木町ネオン街にある雑居ビル1階のスナック「横浜プロレス酒場YAMARYU(やまりゅう)」のドアを開けると、カウンター越しに山川さんが声をかけてくれた。
丸刈り頭に、白髪交じりのあごひげ、額にはバーコードのような傷あとが刻まれている。包丁を握る山川さん、この店の店長なのだ。
「ケガや体調不良で一時休養してた04年12月に、札幌のススキノでスナック『薄野プロレスYAMARYU』を開店したのが始まりでね。11年4月いっぱいでススキノを閉めて、翌5月に移転・開店したんです。プロレスファンとの交流の場であり、ちっさいけど生活の糧を稼ぐ私の城です」