元レスラー山川竜司さんは横浜でプロレス酒場を切り盛り
「意識が戻ったのが1週間後で、3週間ほど入院してました。脳内出血しながら、わりと短期間で退院できるほど回復したことに、担当医もビックリでした」
両親が猛反対する中、9カ月後にはリングに復帰。だが、精彩を欠く試合が続いた。
「あの事故はプロレス人生の大きなターニングポイントでしたね。不幸な出来事ではあったけど、ワイフビーターを恨んではいません。事故は私自身の未熟さが原因。それを自覚してますから」
さらに、持病だった椎間板ヘルニアも悪化。何度か休養を繰り返していたが、「ファンを前にきちんと引退したい」(山川さん)と思い、12年7月15日、札幌テイセンホール大会の「蛍光灯+五寸釘ボード6人タッグデスマッチ」に勝利を収め、プロレス人生に幕を下ろした。
「引退しても、大日本の営業サポートをしてるし、ウチの店には選手が“一日店長”で来てくれてるんです。それで先月末に、北海道シリーズ(4月3~10日開催予定)のPR活動で札幌へ出張に行ってきたところです。このシリーズに私は同行しませんが、ファンの方には、ぜひ足を運んでほしいですね。もちろん、この店にも来てください。お待ちしています」