生放送で発表の異例 NHK「ケータイ大喜利」終了の波紋
NHKのバラエティー番組「着信御礼!ケータイ大喜利」が突然の終了を発表し、波紋が広がっている。11日の放送で司会の今田耕司(51)が「大事なお知らせです」と話すと、塚原愛アナから4月8日の放送をもって終了することが告知されたのだ。同番組は2005年からスタート。12年にも及ぶ歴史に幕を下ろすこととなった。
「歴史ある人気番組が、生放送で突然終了を発表するのはあまり考えられないこと。しかも、終了まで1カ月を切っている。通常は会長会見や放送局長会見などで事前に発表されます。番組内で今田が『今のお知らせで何人がケータイを落としたでしょうね』と話していましたが、驚いた視聴者も多かったはず。NHK内では『一体、何があったんだ』とさまざまな臆測が飛んでいます」(NHK関係者)
■吉本“主力”3人がやる気なし?
同番組は、大喜利ネタを視聴者が携帯メールで送る視聴者参加型番組。土曜深夜の生放送で、今田、板尾創路(53)、千原ジュニア(42)がレギュラー出演していた。
「今回の打ち切りはNHK側の意向なのか、出演者側の意向かは、はっきりしていません。ただ、今や吉本興業の“主力”となった3人を、土曜深夜の生放送に安いギャラで出演させてきたこと自体に無理があったのでしょう。最近は視聴率も低迷していました。スタジオを見た人によると、3人からはかなりのピリピリムードが漂っていたとか。ゲストもやりにくそうだったといいます。千原はただパソコンを読み上げるだけだし、板尾は判定を下すだけ。最近はあまりやる気も感じられませんでしたね」(テレビ誌記者)
一部お笑いマニアからは絶大な支持があった長寿番組だけに、唐突な終わり方はさみしい限りだ。