百恵は伝説に 引退の安室奈美恵はどんなドラマを残すのか
人気全盛期の引退は山口百恵さんがつとに知られている。半年に及ぶ引退コンサートでは全国を回り、地方では「百恵列車」「百恵弁当」まで登場。地域を挙げての盛り上がりを見せて迎えた日本武道館でのファイナル。歌い終えた百恵さんは「私のわがままを許してくれてありがとう。幸せになります」と最後の挨拶。真っ白なマイクを中央に置き舞台を降りた。そのシーンは伝説となり芸能史に刻まれている。
百恵さんの引退から来年で38年。現在の歌姫・安室奈美恵(40)が来年、引退する。引退コンサートは国内ドームに中国、香港、台湾での開催が決定した。動員数は70万人突破、売り上げは100億円超えと、数字だけでも新たな伝説をつくるのは確実。チケットも争奪戦は必定。ゲットできない人はせめて「テレビで歌っている姿を見たい」と、ファンならずとも願うが、安室は原則、テレビに出演はしない。地上波からネットに替えてでも「露出ありき」のアイドルたちとは違う。
「ステージで魅了する歌手としてのプロ意識。ある意味、歌手として正しいあり方」(音楽関係者)