引退決意も…島田秀平は和田アキ子の一言で“手相芸人”に
“代々木の甥”という名を持ち、手相を見る芸人として人気の島田秀平さん(40)。売れずにコンビを解散し、引退を決めたときに、同じ事務所の大先輩である和田アキ子さん(67)の引き留めの言葉で再起を決心したという……。
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30を過ぎても漫才コンビとして売れず、相方が「やめる」と言ってコンビは解散。僕は悩んだ結果、芸人やめて長野に帰ろうと決めた。いろんな先輩芸人の方たちに「やめます。お世話になりました」と挨拶して回り、最後にずっとお世話になってきた事務所の一番の先輩の和田アキ子さんに「ありがとうございました」と言いにいきました。そしたら残念がってくれたんです。
「せっかくやってきたんだし、あと1年頑張ってみろや。あと1年、2つのことを頑張って1年後の『紅白歌合戦』の後、報告しにこい」
大晦日の夜は毎年、紅白の後にアッコさんのお宅で、タレントや芸人が大勢集まって食事会があるんです。
アッコさんからそう言われたら頑張らなきゃ! と思い、占い師の“原宿の母”の下で趣味で教わってた手相と、怪談が好きで書きためた怪談話ノートがあったので、この2つを徹底的に勉強しようと決めました。活動を始めたら、バラエティーの「草野キッド」で怪談話をさせてもらったり、手相の先生役で呼んでもらえた。その後、どちらも少しずつ仕事が来るようになったんです。