著者のコラム一覧
小田桐誠立教大学・武蔵大学非常勤講師

1953年青森県生まれ。出版社勤務を経て79年から著述業に専念。著書に「ドキュメント生協」「消えたお妃候補たち」「PTA改造講座」「テレビのからくり」「NHKはなぜ金持ちなのか?」など。07年9月から15年3月までBPO「放送と青少年に関する委員会」委員を務める。

NHK小郷知子アナはテーマによって“反応の落差”が気になる

公開日: 更新日:

診断結果は…【可】

 宮崎、福岡放送局を経て東京勤務になり、「NHKニュース7」「クローズアップ現代+」などを務めた。現在「おはよう日本」の土日祝のMCを担当する“ニュースの顔”だが、ムラがあるのが少々気になる。

 先月28日の話題は板門店で行われた南北首脳会談。7時台のトップで小郷の「世界が注目した昨日の会談」の前振りで始まったニュースは韓国国内の声、前日2人きりで会談する様子、共同宣言文書の署名式、揃っての会見、晩さん会などを映し出した。そして米韓日を結んでのやりとりはポイントを突いたメリハリのあるものだった。

 小郷はプレスセンターにいるNHK記者に「予想以上に親しい雰囲気をどう見ればいいのか」と聞いた。ソウル滞在中の礒崎敦仁慶大准教授には共同宣言に「経済協力が入っていないのは」とただした。これに対して記者は「(金正恩の)年上である文大統領への敬意を感じた」、礒崎准教授は「北に自信があるのではないか。米朝会談の後にもう1回開かれる南北会談で取り上げられることになるだろう」などと答えた。何をどう聞くか番組の責任者などと打ち合わせているだろうが、会談の機微に触れるスリリングな展開だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動