元SMAP世界へ 東京パラ五輪でブルーノ・マーズと競演計画
だからこそ、元ジャニーズのタレントは“駆け込み寺”のようにユニバーサルと契約してきた経緯がある。もっとも、このままではまずいと思ったのか、つい最近、ジャニーズ側は手を打った。ジャニーズから4年ぶりにデビューする「King&Prince」の第1弾は5月23日にユニバーサルからリリースされる。事務所イチ押しのグループのデビュー曲がヒットするのは確実だ。
■海外アーティストにとってはステータス
こうした動きを察知したのか、今回、元SMAPの3人が契約したのはワーナーだった。
「ワーナーとは山下智久が契約しており、ジャニーズ側には“忖度”が働くという計算があったはずです。ところが、元SMAPとあっさり手を組んだため、驚いているはずです」(芸能ジャーナリストの浅見麟氏)
ワーナーにはSMAPが所属していたレコード会社ビクターエンタテインメントから担当者が移籍した。プロモーションに力を入れる背景には、大いなる野望が秘められているという。
「ワーナーが元SMAPの3人を迎え入れたのは、20年に行われる東京パラ五輪を見越してのことといわれています。解散後、初めて3人がファンの前で歌ったのも、パラスポーツのイベントでした。それくらい、彼らと東京パラ五輪の距離は近い。ワーナーは東京パラ五輪に世界的に活躍する自前の契約歌手を送り込んで“競演”させる準備をしているといわれています」(前出のレコード会社関係者)