主演俳優ノーギャラ…「カメ止め」28億円ヒットの裏の悲哀
興収28億円を超える大ヒットとなった日本映画「カメラを止めるな!」の主演俳優、濱津隆之(37)がノーギャラだったことを明かし、話題だ。
製作費300万円の低予算でスタートしたことは知られているとはいえ、出演料ゼロ円では俳優業は立ち行かない。日本テレビ系「行列のできる法律相談所」にゲスト出演した濱津はバイト生活をしているとし、現在は「ラブホテルで風呂場をひたすら清掃しています」などと語った。母親と2人で実家に暮らし、彼女は10年以上いない。たくあんとご飯が好きな一方、「死ぬまでに高級な肉を食べてみたい」とグルメへの憧れを吐露していた。
濱津は埼玉県出身で大学卒業後、1年間のアルバイトで稼いだ資金を元手に吉本興業の芸能学校「NSC(吉本総合芸能学院)」に入学。お笑いコンビを結成したり、DJになったり、紆余曲折あって、30歳目前に役者を志望。その後フリーとして、小劇場を中心に活動してきた。
後の売れっ子役者も下積み時代はアルバイト三昧の貧乏生活――芸能界ではよくあるエピソードだが、芸能プロデューサーの野島茂朗氏が言う。