「カメ止め」に盗作疑惑…原案or原作めぐる泥仕合の行方

公開日: 更新日:

 異例づくしの大ヒット映画「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)をめぐり、盗作疑惑が浮上している。発売中の「FLASH」が報じた記事「『カメラを止めるな!』はパクリだ!原作者が怒りの告発」によって明るみとなり、波紋を広げている。

■製作費300万円が興収8億円突破

 都内たった2館から全国累計上映館数200館以上への拡大公開を成し遂げた通称「カメ止め」。製作費300万円という超低予算でこしらえ、自主映画に毛が生えたような作品が、公開後、大手配給会社アスミック・エースの目に留まり、大作級の上映規模にまで。累計興行収入は8億円突破。メディアに引っ張りダコの上田監督は凄腕クリエーター誕生と称賛されまくっている。そんなさなかに“投下”されたパクリ疑惑は、劇団「PEACE」の主宰者だった和田亮一氏の発言を軸に展開されている。

 記事によると「カメ止め」は11年から14年まで上演していたPEACEの舞台に着想を得て企画・製作されているにもかかわらず、原作の表記や劇団名、作品名はなし。和田氏は上田監督や製作したENBUゼミナールとは「原作」クレジットを入れるように交渉したが、要求に応じてもらえなかった。あたかも完全オリジナル脚本のように称賛されているのは認められない。原作者の著作権を侵害するものであり、訴訟の可能性も言及している。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 2

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  3. 3

    木村拓哉は《SMAPで一番まとも》中居正広の大炎上と年末年始特番での好印象で評価逆転

  4. 4

    中居謝罪も“アテンド疑惑”フジテレビに苦情殺到…「会見すべき」視聴者の声に同社の回答は?

  5. 5

    中居正広9000万円女性トラブル“上納疑惑”否定できず…視聴者を置き去りにするフジテレビの大罪

  1. 6

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  2. 7

    フジテレビは中居正広で“緊急事態”に…清野菜名“月9”初主演作はNHKのノンフィクション番組が「渡りに船」になりそう

  3. 8

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  4. 9

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース