著者のコラム一覧
井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

SNS炎上回避の大前提とは 抗議や批判も常識的な文章が肝心

公開日: 更新日:

■振る舞いを考えないと思わぬ火の粉が

 以前、ある企業向けのセミナーでSNS利用の注意点を話した時、言葉の使い方や投稿しようとしている画像のチェックポイントなどについて注意点を述べると、担当者からは「そんなにいろいろ気にしていたら発信者の個性が出ない」「上司や関係各所と連絡しているうちに即時性がなくなってしまう」といった意見が飛び出した。だが、炎上することによって失う信用やビジネスチャンス、対応や後処理にかかるコスト、手間ひま(無駄な時間)を考えれば、慎重に利用するのが最適解だ。当の上司にあたる管理職サイドも、筆者と同意見であった。

 実は炎上させる側にも同じことはいえる。抗議や反対意見、批判を述べるにしても、やり方、振る舞いをよく考えてやらないと、思わぬ火の粉を浴びることとなる。

 9月、Hey!Say!JUMPのメンバー山田涼介(25=写真)とモデルの宮田聡子(30)が交際していると報じられると、山田のファンが宮田のツイッターに殺到、大暴れを始めた。すでに付き合って3年にもなると突然聞かされ、驚くファンの気持ちもわからないではない。とはいえ、遠慮会釈なく当事者のSNSに殴り込みのように乗り込んで、悪口雑言を言いたい放題では相手も本気で対応せざるを得なくなる。チクリと嫌みを言うレベルならまだしも、言い過ぎればそれなりに後始末をしなければならなくなってしまう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」