37歳でNFLチアリーダーに初挑戦 元女性教諭に決意を聞いた

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 悶々としていた昨年、同じ1982年生まれの本田景子さんがジャクソンビル・ジャガーズのチアリーダーに合格したというニュースが飛び込んできた。シンシナティ・ベンガルズの山口紗貴子さんに至っては39歳での合格だった。

「この年になって、やらないで後悔するより、やって後悔する方がいいと気付きました。もちろん、教師を辞める時は両親は猛反対でした。NFLのトライアウトは2月末から3月ぐらいに行われますが、絶対に合格するんだという気持ちで挑戦してきます」

 記者が「もしダメなら?」と不謹慎な質問をすると、それでも藤田さんは「全力を出し切ってきます」と前しか向いていない。おばあちゃんになっても、「あの時に……」という愚痴は彼女の口からは出ないだろう。

 NFLチアリーダーは競争倍率10倍という狭き門だが、報酬は決して高くない。少し前、オークランド・レイダースのチアが待遇改善を求めて訴訟に踏み切ったが、報酬は1シーズンで1250ドル(約13万円)だった。NFLのチアリーダーはパートタイム扱いで、仕事や大学に通いながら行うのが一般的なのだ。

 夢をかなえるのに遅すぎることはない。

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