「なつぞら」高畑淳子 "テンション高め"の演技に懸念浮上
NHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」の“虜”になった視聴者も多そうだ。第1週の平均視聴率は22.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、過去5年の朝ドラの中でトップ。注目度の高い作品だけに厳しいツッコミも増えている。そのひとつが、戦後間もない北海道・十勝地方の開拓民の娘役を演じている松嶋菜々子の“美し過ぎるメーク”だったが、今回の作品を真剣に見ている視聴者ほど違和感を感じているようだ。
例えば、帯広の菓子店「雪月」の店主の母親役を演じる高畑淳子。2016年放送のNHK大河ドラマ「真田丸」で共演した草刈正雄と“再会”を果たしファンを喜ばせたが……。
芸能評論家の佐々木博之氏が言う。
「松嶋の雪肌メークと同様、高畑が着ている立派な着物と真っ白な割烹着姿には目を奪われました。空襲被害を受けていない地域だからかもしれませんが、それにしても“戦後感ゼロ”。店構えも妙に小粋で、あれでは浅草の老舗和菓子店の女将みたいです。しかも、ハイテンションでオーバーアクション気味の演技も気になりました。何かを必死に吹っ切ろうとしているように感じたのは私だけでしょうか。3年前に息子が起こした事件をまだ引きずっているのかなあ、なんて、余計な心配をしてしまいました」