「マツケン・アスレチカ」を東京五輪開会式でと望む声も
5月に公開される映画「武蔵―むさし―」(三上康雄監督)でも、佐々木小次郎役で見事な剣さばきを披露している。三つ子の魂で、殺陣のシーンは体が覚えているようだ。
さらに、新曲の「マツケン・アスレチカ」は、そもそも運動を念頭に入れたコンセプトで誕生している。
「今回もノリのいい曲になりました。曲調のリクエストは作曲の宮川彬良先生や作詞の吉峯暁子先生に伝えて、それに『マツケンサンバⅡ』と同じく真島茂樹さんが振り付けをしてくれた。真島さんは同級ですが、あれだけシャープな体形を保っている。私以上に鍛えている証拠ですね」
新曲は、すでに老人ホームなどの高齢者施設で体操の伴奏として使われ始めている。松平も認知症対策になればとの思いもある。
「母は自分を病気しない体に産んでくれた。その点は感謝です。舞台をやると、昔から時代劇のファンだというお年を召した男性も足を運んでくれます。客席は比較的高齢層が多いので、2部の歌謡ショーでは若い人のコンサートのように立ち上がってノリノリというわけにはいきませんが、ああいう楽しい歌で自然に体を動かしてほしいですね」