遅すぎた解散劇…ASKAの脱退をChageが受け入れた理由
「人気が出てから距離ができ、不仲説やすれ違いは以前からあった。解散はやむなしだったのでは」と、あるベテラン芸能記者はこう言う。
「ASKAさんには、チャゲアスは俺がメインという思いがずっとある。Chageさんの楽曲ももちろんあるのですけど、現に今、自分ひとりでツアーもできるし、歌っていくうえで、Chageさんの存在が必要不可欠というわけでもない。今は個人のファンクラブを持ち、今年はバンドツアー『Made in ASKA―40年のありったけ―』を回っています。チャゲアス時代の3分の1でもファンクラブにいれば十分、やっていけるでしょうし、解散の意思はもう何度もChageさんサイドに伝えていた。ASKAさんにとってチャゲアスはとっくに終わったものだったのです」
一方のChageも、雑誌インタビューで「俺はASKAがいなくては、いま、こうして音楽をやれていない。きっとASKAも、俺がいたから、ここまできた。二人だったからこそ、たどり着けた。そう思っています」と熱い思いを語っていたが、言いしれぬ思いもあったようだ。
「覚醒剤事件のときも、チャゲアスを支え、ASKAさんの味方をしてきたのがChageさん。クスリに関しては、ずっとやめろやめろと言ってきて、今もその影響を疑ったり心配をしている。それなのに、事件後、ASKAさんからは直接の謝罪を受けていない。頭をさげてくれば、一緒にまた一から出直すつもりでいるのに……。『万里の河』の♪どれだけ待てばいいのですかああ届かぬ愛を、というサビに近い気持ちを抱えてきたように見えます」(前出のベテラン記者)