「いだてん」で懲りず? 吉沢亮主演のNHK大河もなぜ近代史
■朝ドラファンを大河に取り込む思惑か
「いだてん」の次は人気の戦国時代、明智光秀を描いた長谷川博己(42)主演の「麒麟がくる」だ。
「大河ファンはすでに『いだてん』を見限って、次回作に期待しているようです。NHKも視聴者の気持ちを察し、例年よりも早く『麒麟がくる』のキャストを発表。大河への関心を取り戻そうと躍起になっていたはずなのに、その次が再び近代史というのは、ちょっと理解に苦しみますね」(テレビ誌ライター)
なぜ、あえてまた近代史なのか。コラムニストの桧山珠美氏が言う。
「東京五輪向けの『いだてん』、新一万円札向けの『青天を衝け』と、国策というか、NHKに何かうまみでもあるのでは、と勘繰ってしまいます。それにしても、若い吉沢亮さんの起用に驚いた人も少なくないのでは。視聴率が好調な朝ドラファンを低調な大河に取り込み、盛り上げたいという思惑も透けて見えます。『麒麟がくる』主演の長谷川博己さんは昨年の朝ドラ『まんぷく』に出演、吉沢さんは『なつぞら』と、朝ドラで人気を確認してから大河へ、という流れができましたね。すべては将来の受信料のために、若い世代のウケを狙ってのことでしょう」
魂胆がミエミエ?
(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)