ラグビーW杯で日テレが高笑い 格安放映権で“濡れ手で粟”
「一番の問題は『GP(ゴールデン・プライム)帯の高視聴率レギュラーを潰した分の広告収入が取れるのか?』。編成内部からも『視聴率が取れず、日テレが視聴率三冠王を逃すきっかけになるのでは……』といった声があちこちから出てきたんです」(別の日テレ関係者)
侃々諤々の議論の末、大久保好男会長(当時社長)や小杉社長(当時取締役)らも賛同したこともあって日テレのW杯中継が決定した。もっとも……。
「最後の決め手は格安といわれたラグビーW杯の放映権料だったとされています。今回、中継する日テレ、NHK、J SPORTS(CS)の3局で計20億円。日テレが19試合、NHKがBSを中心に14試合、J SPORTSが全48試合。日テレの負担分は約10億円。サッカーW杯が約500億円。現在開催中の男女バレーボールのW杯(フジテレビ)が約30億円。金額的には超お買い得だったわけです」(大手広告代理店幹部)
いずれにせよ日本代表チームの活躍で決勝トーナメント進出はほぼ確定していると言っても過言ではない。
日本テレビのツキはまだまだ健在だ。