「好きな女子アナ」調査 ベストテンからフジが消えたワケ

公開日: 更新日:

 かつての傾向を見れば、人気女性アナが出現すれば、局全体の視聴率に貢献すると言えそうなデータもある。

 フジは、前述のように売れっ子アナが毎年のように現れていた82年から93年まで12年連続で視聴率3冠王だった。日テレは永井美奈子、米森麻美、薮本雅子の3人で「DORA」というユニットを売り出した93年、全日帯の視聴率でフジと同率首位となった。そして、翌年から03年まで視聴率3冠王を獲得した。

 これは「鶏と卵どちらが先か」という類いの問題であるが、視聴者はあくまで番組が面白いかどうかを基準にチャンネルを合わせているだろう。

 逆に言えば、フジのアナウンサーがランクインしなくなった理由の1つには、11年以降の局全体の不振が大きく影響している。この視点も忘れてはならないだろう。

(取材・文=岡野誠/ライター・芸能研究家)

▼著書「田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018」(青弓社)は3刷に。関係者への取材で、ジャニー喜多川氏と田原がレコーディング時に意見を戦わせた逸話、「哀愁でいと」「抱きしめてTONIGHT」などでのジャニー氏に関するエピソードも豊富に綴っている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値