“ヌーブラ、ヤッホー!”元「モエヤン」久保いろはさんは今
生徒は、歌好きをはじめ、プロ歌手やナレーターを目指す学生、ミュージカル女優、もちろんビジネスマンもいる。
「ビジネスですと、大事なのは『相手の笑顔を引き出す話し方』。緊張する場面、シリアスになる瞬間もあると思いますが、やはり“笑い”は大切。相手の心を開くには、どのような話し方をすればいいのかを、生徒さんと考えながら進めていきます」
中には資料を持参してプレゼンテーションしたり、スマートフォンで1分、3分と尺を決めて動画を撮り、改善する人も。
「ある男性デザイナーさんは当初、おとなしい印象でした。でも2年たった今、とても明るく楽しい雰囲気に変わりました。ほかにも、『商談でスムーズに話せた!』『次の仕事につながった!』と言っていただくと、うれしくて、やりがいを感じますね」
さて、1981年2月、大阪・堺市に生まれた久保さんは、幼い頃からマイケル・ジャクソンやモータウンサウンドが好きで、歌手になるのが夢だった。そして98年、アジアボーカリストオーディションに合格したことをきっかけに上京。2000年12月、久保沙耶香の芸名で、プレイステーション2のゲーム「7BLADES」のエンディング曲に採用された「LOVE WILL SEE US THROUGH」でデビューした。