#MeTooに参加 インリンさんがセクシーを発信し続ける理由
2000年代初頭、愛らしいルックスと大胆な「M字開脚」でグラビア界を席巻。バラエティー番組やプロレス参戦でも話題になった。台湾出身のインリンさんだ。当時、「インリン・オブ・ジョイトイ」の名で男性たちをとりこにしたものだが、今どうしているのか。
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「東京には久しぶりに来たんですよ」
東京メトロ茅場町駅から近い弊社の会議室で、そうほほ笑んだインリンさん。
黒のオフショルダーのカットソーがシミひとつない真っ白な肌を際立たせている。美貌はグラビア時代と変わらないが、今や3児の母。表情はすっかりママの顔だ。
「そんなことないですよ、いつも怒ってます。双子の姉弟がケンカばかりなので。怖いお母さんなんじゃないかしら」
インリンさんは08年に6歳下の日本人一般男性と結婚。その後、家族で故郷の台湾に戻り、13年に双子を出産した。現在は台北の自宅で育児に追われる日々だ。
「私が家族を台湾に引っ張っていったと思われがちなんですが、長男が生まれてすぐ、台湾にほれ込んだ夫の強い希望で移住したんです。私が年上だから、強いイメージなんでしょうね。今は毎朝6時に起きて、子供たちの世話と家事がひと通り終わってから、仕事に取り組んでいます」
昨年、日本での活動を約8年ぶりに再開。雑誌グラビアで以前と変わらぬあで姿を披露した。M字開脚も健在だったが、主婦となった今、気になる家族の反応は……?
「うーん、夫はグラビアを見てないんじゃないかな。結婚当初から、私がドラマでキスシーンを演じたりすると『見たくない!』という人でしたから(笑い)。子供も大きくなり自分の時間を持てるようになったので、やりたいことをやろうと」
日本と台湾でタレントとして活動する一方、表現者としての顔も。女性メディアでのコラム執筆や、ユーチューブで「インリンちゃんねる」を開設し、台湾の観光情報などを発信している。
また、“撮る側”として自身のインスタグラムに作品を発表。見ると、セクハラを受けた女性が男性に反撃する写真がストーリー仕立てで並んでいる。「#MeToo」のハッシュタグ付きだ。
「私もグラビア時代からよく勘違いされました。『そんなセクシーな格好をして、誘ってるんだろう?』と。同じように悩んでいる女性たちの力になれればと思って」