元おニャン子・立見里歌さん 元アイドルが子育て終えた今

公開日: 更新日:

 1980年代に一世を風靡したフジテレビのバラエティー番組「オールナイトフジ」「夕やけニャンニャン」。立見里歌さん(53)は両方のレギュラーだった元人気アイドル。大学卒業後はポニーキャニオンに就職して話題になったものだ。あれから約30年。アラフィフの立見さんを直撃!

 ◇  ◇  ◇

「広告関係に出版・編集、各種プロデュース。2017年1月から発売を始めた植物性コスメの商品開発と販売。そして時々タレントのお仕事もあって、のんびりしてる時間はあまりないですね」

 新宿のシティーホテル・カフェ。立見さんはほほ笑みながらカフェオレのカップに手を伸ばした。クリーム色のニットにタイトな黒いミニスカート。自社のコスメ効果だろう、肌はツヤツヤだ。

「実は、27歳になる一人息子が小学校に入学する際に離婚しまして、それ以来のシングルマザーなんです。専業主婦の後、父が経営するシステム関係の会社を手伝い、それから広告代理店に入社。主に編集業務を担当してキャリアを積みました」

 大手企業の季刊誌、CM、Webなど制作は多岐にわたり、その後、独立。古巣のポニーキャニオンから業者として仕事の依頼もある。

「一人息子が社会人になったので、14年に長年の夢だったコスメ開発に取りかかりました。最初にリリースした化粧水に約3年。第2弾の目元・口元クリームは2年余りかけ、今年1月に発売したばかりです」

 きっかけは30代になり肌荒れに悩まされたこと。

「化粧品アレルギーが原因でした。完治まで約2年。以降、どんなに評判が良くても成分をよく調べて購入してきました。でも納得できるものがない。『私が困ってるなら同じ悩みを持っている人もいるはずだから、自分が使うものを作ろう』と考えたのです」

 渡された資料はA4サイズで合計18枚。熱い思い、成分などが丁寧に書き込まれている。

「ブランド名の『イポラニ』は、ハワイ語で“最愛の恋人”。馥郁とした香りで癒やされ、幸せになって欲しい。心豊かに愛を感じる商品でありたい。そんな願いを込めました」

 自社商品の話題になると、もう止まらない。

「気がつくと1時間、2時間、なんてザラです。フフフ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  1. 6

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  2. 7

    国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる

  3. 8

    「人は40%の力しか出していない」米軍特殊部隊“伝説の男”が説く人間のリミッターの外し方

  4. 9

    瀬戸大也は“ビョーキ”衰えず…不倫夫をかばい続けた馬淵優佳もとうとう離婚を決意

  5. 10

    迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱