アンガ田中卓志 山里ら結婚でキモキャラ芸人の存在を発揮
アンガールズの2人はデビュー当時、「キモかわいい」と言われていた。ガリガリ体形の2人が、脱力感のあるネタを演じる姿が、不気味だけどかわいらしいと思われていたのだ。
ところが、ある時期から「かわいい」の要素が抜け落ちてしまい、田中は単にキモいキャラとして扱われるようになった。
本人も最初は戸惑いを感じていたが、「これだけキモいキモいと言われるなら、言われっぱなしで終わるわけにはいかない」と思い、開き直るようになった。
そこからは、あえて気持ち悪さを強調するような話をしたり、スタジオ収録中に女性客ばかりの観覧席に飛び込んだりするようになった。この思い切った居直りの精神こそが、田中をキモキャラ芸人として不動の存在にした。
誰だって「キモい」などと言われたくはない。それでも、田中は目の前の観客を笑わせるために、悲壮な覚悟を持ってキモいキャラを演じている。歯を食いしばっていばらの道を行く彼の魅力に気付く女性は、いつ現れるのだろうか。