髭男爵・山田ルイ53世さん コンビニバイト辞めヘルニアに

公開日: 更新日:

 一番貧乏だったのは20歳そこそこで、着の身着のまま上京したばかりの頃です。不動産屋さんに「家賃、1万円以下でないですか」とムチャなお願いをして、最初に住んだのが、1万5000円の部屋。

「芸人になるのだからバイトばっかりしてたら本末転倒や」という信念のもと、というか、バイトしたくなかっただけですが、とにかく貧乏でした。

 結局、同じ不動産屋さんにもっと安い部屋を頼み、見つけてもらったのが豊島区の8000円のボロアパート。

 1階を大家のおばあさんが使い、2階の何部屋かが賃貸なんですけど、僕の部屋は亡くなられた旦那さんが趣味の釣り道具をしまっていたという3畳一間。もちろん、風呂もトイレもない、単なる箱みたいな空間。表通りをトラックが通ったらガタガタ揺れるし。

 押し入れが通常と違い、下半分しかなく、上半分はただの壁。多分、隣の部屋は上半分しかないんでしょうね。テトリスっぽいつくりのアパートです。そこにドラえもんみたいに布団敷いて寝てたんですけど、ちょうど真下が大家さんが仏壇を置いてある部屋で。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 3

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 4

    “路チュー”に続き所属タレントの書籍予約トラブル…STARTO社福田淳社長は「自分ファースト」!?

  5. 5

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  1. 6

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 7

    プーチンだけが丸儲け…米国&ウクライナ会談決裂にニンマリのロシアが描く青写真と警戒心

  3. 8

    注目される日銀の出口政策…次は時価約74兆円のETF(上場投資信託)の出番だ

  4. 9

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉

  5. 10

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?