美女ファイターだった好川菜々さんは元王者の夫とジム運営
何かと話題の女子格闘技界。中でもボクシングは五輪競技のひとつで、かつて南海キャンディーズのしずちゃんが目指していたこともあって注目度は高い。本日登場の好川菜々(野上奈々・41歳)さんは元WBO&WBC女子世界フライ級王者として名を馳せた美女ファイターだった。さて、今、どうしているのか?
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「ガードをもっと上げて」「脇を締めて、もう一歩前へ」
大阪・堺市。南海本線湊駅から徒歩5分の「ディアマンテボクシングジム&フィットネス」へ行くと、リングではスパーリングの真っ最中だった。ロープ側からアドバイスしているのは好川さん、その人。元WBOアジア太平洋スーパーフェザー級王者で名トレーナーで知られる夫の野上真司さんも、横で鋭い視線を送っていた。
「2年前の5月24日にオープンしまして、主人がオーナー、私は会長。日本で初めての“元チャンピオン夫婦が運営するボクシングジム”であり“女子プロボクサー出身のジム会長”なんです」
45坪のジム内には各種エクササイズ機器のほか、減量用サウナルームも。グローブやサンドバッグなどの用具はメキシコの名門・レイジェス製だ。
会員は約80人。「半分は中高年の方で、6対4で女性の方が多い」(好川さん)が、元WBOアジアパシフィックスーパーフライ級チャンピオンの川口勝太ほか、プロは4人在籍しており、1人は18歳の女子専門学校生だ。
五輪を目指す小中高生も多い。一昨年の全日本女子ボクシング選手権大会で優勝した安村可麗、昨年の第69回ジュニア・ユース国際ボクシングトーナメントで銅メダルを獲得した田河真羽、小学生では第6回全日本アンダージュニア王座決定戦で優勝した高倉日向、中山清葉、三木姫愛ら、将来の日本ボクシング界を担いそうな逸材が通う。
ちなみにジム名の“ディアマンテ”とは、スペイン語でダイヤモンドの意味。
「原石を磨いて、いつかダイヤモンドのようにまぶしく光り輝く王者を育てたいですね」