岡村はお仕置きだが…お灸を据えるだけでは反省しない人も
自粛中に、見逃していたタロン・エガートン主演の「フッド:ザ・ビギニング」を見た。
ロビン・フッドを描いた歴史物であるが、現代らしくエンターテインメントに仕上がっていて映像も美しく、胸のすく活劇であった。州長官の圧政と税の取り立てに泣く貧者のためにロビンが立ち上がるという話で、今のコロナ禍の日本に妙にリンクする。相棒のアラビア人が言う。「戦争が始まるといつでも同じことが起きる。金持ちや権力者が得をし無垢な者が血を流す」と。
「戦争」を「コロナ」に置き換えてもしっくりくる。そして逡巡するロビンにこう言う。
「人が無力なのは自分が無力だと思うからだ」と。いい言葉ですね。
ロビンは最初は盗人で、州長官の徴収した税金を盗み貧者にバラまく。そして最後に民衆にこう言う。
「俺は金持ちから盗み貧者に与えた。だが本当の泥棒は金持ちどもだ」
折しもTwitter上で、#検察庁法改正案に抗議しますというハッシュタグが異例の600万ツイートまで伸びた。