「はぐれ」第7世代ニューヨークは窮地に立つほど光放つ
「めちゃくちゃですよ、第7世代は」(ニューヨーク・屋敷裕政/テレビ東京「ゴッドタン」7月4日放送)
昨今、「お笑い第7世代」と呼ばれる20代を中心とした若い芸人がお笑い界を席巻している。そのあおりを受けて苦しんでいるのが、そこに入れなかった少し上の世代だ。その代表格がともに34歳の嶋佐和也、屋敷裕政からなるニューヨークだ。
屋敷はコロナ自粛期間中に版画を始めた。その腕前はすぐに評判となり、7月には個展を開催するまでになった。しかし、ある日、屋敷はテレビを見て驚愕した。第7世代のひとりである宮下草薙の草薙航基も版画を始めたというのだ。
「俺から版画まで奪うのか!」と嘆く屋敷が放った言葉を今週は取り上げたい。
自分たちの主戦場であった「AbemaTV」にも霜降り明星やEXITがやってきたと、ボヤキは止まらない。屋敷は以前も「第7世代、7~8組だけのせいで、100組以上の芸人が路頭に迷ってる」(テレビ朝日「爆笑問題のシンパイ賞!!」20年4月17日)と、お笑い界の現状を語っていた。