「はぐれ」第7世代ニューヨークは窮地に立つほど光放つ
ニューヨークは2010年デビュー。翌年デビュー組の大阪NSC33期扱いの霜降り明星とは、芸歴で1年しかかわらない。さらにEXITのりんたろー。は年上で先輩だ。ならば当然、自分たちも「第7世代」だと主張し、その名称を生んだ、霜降りのせいやに直談判した。
「第7世代のリーダー」のような顔をしたくない、せいやは「リーダーになってくれるなら」と利害が一致。ニューヨークは「第7世代のリーダー」を宣言した。これに「待った」をかけたのが、霜降りの粗品だ。
「僕から言わせてみたら、令和元年に20代じゃないとお笑い第7世代じゃないです」(同前)
これに嶋佐は「おまえは悪魔だよ! 令和に現れた悪魔!」と嘆き、屋敷も「みんな『売れてない』ってぼんやりした“くくり”で楽しくやってたんですよ。田舎の町工場で楽しく、わいわいやってたら、東京の本社からエリート社員・粗品がやってきて今日からAIの時代ですって、全員クビになったんですよ」(同前)と例えてボヤいた。
「2大派閥でバチバチにやり合うとき」(同前)とヒールに徹した粗品に対し、ニューヨークの受け身の抜群さで、第7世代VSニューヨークの“抗争”が極上のエンターテインメントになっている。