石原さとみ「アンサング」の“低音地味声”に垣間見える覚悟
それでも前出の弘世一紀氏は、「今後、視聴率は持ち直すはず」と予想する。
「コロナ禍での医療ドラマはタイミングとしては最悪です。しかし、薬剤師で医療従事者として患者のために必死に働く役柄をいつもように大袈裟ではなくリアルに演じる石原に共感する視聴者は増えると思います。視聴者はこのドラマで華やかさを石原に求めていません。華やかな役割は西野が担えばいい。石原は女優としてすでにベテランの域に差し掛かっており、今後、演技派女優としてトップでいられるのか。その試金石となるドラマであるだけに決してコケるわけにはいかない。役作りにはかなり時間をかけたということですし、演技からもその覚悟が見える。期待して良いと思います」
■恋を中断しドラマに集中
石原のこのドラマにかける意気込みは、プライベートの面から見ても伺えると知人は語る。
「これまでの彼女はどうしてもプライベートの事情が仕事に影響を及ぼすことが多かったのですが、今は完全に仕事一本に気持ちを集中させています」