野性爆弾・ロッシーさん 仕事なくパチンコで生計の過去も…
東京では最初、僕のとぼけたおバカな感じが取っ付きやすかったのか、僕を面白がってくれる先輩がおって、僕が野性爆弾の入り口というか、知ってもらう窓口になれた。
「僕を面白がってくれるのはうれしいけど、うちには4番バッターがいます。おもろい相方を見てやってください」とくっきー!を勧めても、最初は「あいつメチャクチャやんけ」と言われてました。それが今では世界のくっきー!になってますけども(笑い)。
売れて、生活は変わりましたよ。
デートした時なんて「カレーに好きなものトッピングせえや」と言えましたし、ギャラを貯めたお金でプロポーズの指輪を買えたわけだし。給料3カ月分って、よく言いますけど、当時の僕だと2年分のお金で指輪を買いました。
ギャラで結婚できて、家族を持てました。夢のような暮らしですよ。辞めずによかったです。
僕は滑舌悪いけど、この先1つやってみたい、かなわぬ夢が声優。
相方はドラマに出てますけど、僕は声優で、ポケモンとかディズニーの「トイ・ストーリー」とか出たいです……と、でかく言っておきます(笑い)。これからも僕みたいなのを面白がってください。
(聞き手=松野大介)
▽本名・城野克弥(写真右) 1975年4月、滋賀県生まれ。94年からお笑いコンビ「野性爆弾」として活動。個性的なネタと天然なキャラで人気に。