モンキッキーさん「夜通し歩いた経験が書道に生きている」
お笑いコンビ「アニマル梯団」でデビュー、ピンとしては筋肉芸人や書家として幅広く活動するモンキッキーさん(52)。貧乏時代の経験を書道に生かしたバイタリティーあふれる経歴を、妻・山川恵里佳さんの支えとあわせて語ってもらった……。
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若手の頃は、その日その日のお金がなかったです。アニマル梯団の相方のコアラくんと、八王子の同じアパートで別々の部屋に住んでいて、「今日も金ないし、どうする?」「歩くか」と話をして、とりあえず外に出て2人で歩くんです。八王子のにぎやかな街中を7、8時間歩く間、目についた物、店、通り過ぎる人についてずーっとしゃべってるんですよ。歩き疲れて朝方帰って寝る。お金のことを忘れるために夜通し歩いて時間を潰してましたね。
子供の頃から書道をやっていたので、散歩中に店の看板が目に入ると文字が気になり、「この看板の文字は俺が書いたらこういう字体にするな」とよく言ってました。それが今、書道に生かされてるし、歩き続けて健脚になったことがスポーツマン芸能人の「SASUKE」に生きてますよ。