権力を維持することに汲々とするあんたらこそ「老害」だ!
なぜ自分は特別、自分のすることは大丈夫、自分は許される、と思えるのだろう。
「老害」という言葉がある。すでに60半ばの私にもあまり耳当たりのいい言葉ではない。よかれと思って行ったことが「老害」などと言われるとカッとくる。ただ、学問的には、「怒り・恐怖・不安・羞恥心などの情動をつかさどる扁桃体が衰えると老害化するそうで、扁桃体を鍛えるには前頭葉を活発にする必要がある」らしい。なるほど、ある意味加齢による症状でもあるわけだ。もちろん年寄りが皆「老害」であるわけではないが、ある程度納得はいく。
だから、未曽有のコロナ禍のこの時期、国民は「なんとか最低限の被害でこの国難を乗り切ろう」と思っているのに、「我々の権力を維持するためにはどうしたらいいか」だけを考え、「俺たちに付いてきたらいいことあるぞ、逆らうと酷い目に遭うぞ」とGo To トラベルに邁進する。ああ無理もないか……なんて思えるか!
医療現場は悲鳴を上げてるんだよ。失業者が街にあふれてるんだよ。死ななくて済んだはずの人が死んでるんだよ。冗談じゃない。あんたらもっと前頭葉を鍛えてくれ。自分のことより他人のことを考えてくれ。
自分のことを棚に上げて言うぞ! あんたらは確実に「老害」だ!