選択的夫婦別姓問題 自民丸川珠代議員は筋金入りの反対派
五輪組織委員会の会長に橋本聖子氏が就任し、そのために辞任した五輪担当相の後任には、丸川珠代氏が選ばれた。橋本氏は自民党も離党し並々ならぬ決意でオリンピックに向き合うこととなり、政府にとっても自民党にとっても万事順当な決着となった。
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しかし橋本氏がもうひとつの大臣を兼任していたことはあまりニュースになっていない。実は彼女は、男女共同参画を推進する大臣でもあった。昨年には5年に1度の提言をまとめ、その中に選択的夫婦別姓の導入に向けての道筋を盛り込むよう進めていた。
夫婦別姓の問題は野党もこれを提言し、自民党内でも賛成の声が上がり始めていた。
しかし、自民党内には根強い反対勢力もあり、野党VS自民党ではなく、自民党VS自民党のせめぎ合いが繰り広げられていたのだ。結局、山谷えり子、高市早苗、片山さつきら各議員の圧力により、「選択的夫婦別姓の導入に必要な対応を進める」という文言は「選択的夫婦別姓」という言葉ごと削除された。