NEWS加藤の吉川英治新人賞は本物 一芸ジャニーズ台頭なぜ
■「作家がアイドルをやっている」
「NEWSとして活動し、ドラマやバラエティーにも出演しながら、2012年から年1回程度のペースで作品を発表し続けてきたのはすごいと思います。初期の頃はアイドルなど比較的自分に身近な題材の話もありましたが、最近はホストの話や今回の女子高生の話など、30過ぎの人にとって、自分とはかけ離れたテーマを選んでいる。むしろ作家がアイドルをやっているという感じでした」
加藤は受賞後の会見で、目の前で舞台などの“物語を作る”ことを見せてくれた故ジャニー喜多川氏と、小説を書くよう背中を押してくれた現社長の藤島ジュリー景子氏に感謝の言葉を語った。
今後、今回の加藤のように、文学など芸術の分野で“一芸”を開花させるジャニーズは増えてくるのか。活動休止となった嵐の大野智(40)も絵画に並々ならぬ情熱を持っていたが……。
「今回、賞を取った加藤クンは象徴的ですが、潜在的に芸術分野に興味を持っている人は多いと思います。『Hey!Say!JUMP』の伊野尾(慧)クンは明治大学の建築学科を卒業していますが、将来は『自分たちの劇場やステージを設計したい』と語っています」(霜田氏)