西田敏行「俺の家の話」車椅子姿の裏にある満身創痍の覚悟
現在放送中のTBS系ドラマ「俺の家の話」に出演中の西田敏行(73)が満身創痍で現場に挑んでいる――こう女性誌で報じられたのは先日のこと。西田の役どころは、人間国宝の能楽師。認知症の兆候があり、入浴介助が必要だったりして、その長男でプロレスラー役の長瀬智也(42)が介護していく。西田は車椅子に乗った姿で登場することが多いが、現実はドラマ以上にシリアスだと伝えられた。
2月中旬、千葉県の公園でのロケでは休憩中も車椅子に乗ったまま。長瀬が支えて歩くシーンの撮影ではよろけて転倒寸前。スタッフも駆け寄って騒然となったという。
「車椅子のシーンが多いのはドラマ上の演出というよりも、西田さん自身の歩行がおぼつかないための安全策のようです」(芸能プロ関係者)
実際、満身創痍なのだろう。01年に首の骨が変形し手足のしびれなどが起こる頚椎症性脊髄症を罹患。膝も悪くし、03年には心筋梗塞で緊急入院、生死の境をさまよった。
16年は自宅ベッドから転落し頚椎亜脱臼に。その手術後、胆のう炎も発症し、手術で胆のうを摘出している。糖尿病や高血圧の持病もあり病院通いを続けており、引退危機が取り沙汰されたものだ。