「スーパーJOCKEY」で一世一代の骨折覚悟の神業に挑んだ
芝居で久しぶりに殺陣の指導をしたせいか(?)、かつてたけし軍団で「スーパーJOCKEY」(日本テレビ系日曜13時)の中で体を張って挑戦していた「ガンバルマンズ」の記憶が蘇ってきたのだった。
柔道、剣道、空手に太極拳、忍者にターザンにスタントマン、その他その他、とにかく体を張ってぶつかっていったのだった。時には骨折していることさえ隠して立ち向かったものである(だってテレビに出られなくなっちゃうから)。たいがいの場合「イテ~!」「アギャ~」「ウェ~ン」と痛がるリアクションのお笑いとなったが、そんな中で本当にまれに「人間、精神を集中すれば予想もしなかったことができる!!」のを知ることがあったのだ。
その最たるものを紹介するのだ。
その日、我々ガンバルマンズが挑戦したのは「極真空手」であった。極真空手というのは1970年代「週刊少年マガジン」に連載された「空手バカ一代」(原作・梶原一騎、作画・つのだじろう)のモデルになり、後に極真会館を設立した伝説の空手家・大山倍達先生を筆頭に素手で巨大熊と戦い倒した「熊殺し ウィリー・ウィリアムス」らがいるとてつもなく強い武闘団体である。