佐藤健、神木隆之介は準備万端 アミューズから独立の勝算
一昨年あたりから、芸能人がそれまで所属していた事務所をやめるケースが増えていて、最近では独立報道があるたびに、ああ、またかと思うほどになってきた。
しかし、最近の独立や独立後の動きを見ていると、芸能人の活動のあり方が今後、まったく変わっていくと感じている。人気俳優の佐藤健(32)と神木隆之介(27)、そして人気ロックバンド「ONE OK ROCK」が所属していた大手芸能事務所アミューズから独立することが大きく報道された。アミューズは数ある芸能事務所の中でも規模が大きく、人気者も多数抱えている。サザンオールスターズ、Perfume、BEGIN、ポルノグラフィティといったアーティスト系、福山雅治、星野源もそうだし、吉高由里子、仲里依紗、岸谷五朗、寺脇康文、三宅裕司、小倉久寛もいる。有名どころだらけで、タレントにとっての待遇も悪くない。仕事をきちんと入れてくる事務所なので、「独立するのはどうして?」と理由を知りたい人も多いはず。
佐藤と神木はアミューズが出資する新会社に入り、2人を担当したことがあるマネジャーが一緒に移る。アミューズにいれば黙っていても仕事が入ってくるのだが、新しい活動を積極的にやっていくということらしい。YouTubeやSNSで発信できたり、WOWOWなどのオリジナル配信ドラマもあるわけで、既存のテレビに頼らず、活動の幅はいくらでも拡大できるというわけだ。ワンオクもこれまでのマネジャーが個人事務所の代表となり、海外進出を本格的に目指していく。業界で言う“のれん分け”“グループ会社”みたいなものだ。