著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

原田龍二の不倫後始末に倣った“ゲス未遂”有村昆は人柄も真似られるか?

公開日: 更新日:

 今年5月に“不倫未遂”が発覚した映画コメンテーターの有村昆(45)が先日行われた映画イベントで公の場に登場した。不倫騒動の後、すぐにテレビ・ラジオのレギュラー6本を降板していたが、7月に離婚が成立して約3カ月ぶりに仕事の場に立ったわけだ。

 そもそも、5月に週刊誌でセクシー女優とラブホテルで密会したことが報じられ、その女性を口説いていた内容が明らかにされた。有村は、その女優とラブホに行ったものの、断られてコトは成就しなかったとしたが、所属事務所はレギュラー降板を決め、夫人であったフリーアナの丸岡いずみとは離婚という流れになっていた。

 有村は8月半ばにワイドショーに生出演し、すべてに答えるという格好で、女性出演者たちの厳しい質問にさらされた。彼は「女の子と遊びたかったという一点に尽きる」「切腹もの」「離婚は自分から申し出た」と返答。浮気をした方が離婚を切り出したとして、世の女性たちを“敵に回す”発言と言われた。

バラエティーのオファーは期待できるかも

 しかし、この流れは事務所とも相談の上だろうから、仕事を継続するための戦略と言えそうだ。多分、手本となったのが「4WD不倫」で一躍有名になった原田龍二(50)ではなかろうか。原田は女性を自分の4WDに乗車させ、コトが終わると相手を駅まで送るといったお手軽不倫が話題になってしまった。すると自分がレギュラー出演していた情報番組で隠すことなく質問に答え、直後には時間無制限の記者会見を開いてフルボッコに遭った。その上で「仕事をください」とアピール。バラエティーでも不倫をいじられまくった。その後、本業である俳優業にも復帰し、2年後の現在は夫婦でCM共演するという状況にまで復活している。スキャンダルを逆手にとって、ひと回り大きくなったとも言えそうだ。活動自粛期間もなかったので、復帰が「早い、遅い」と言われることもなかった。

 有村も各所に迷惑がかかることを考慮してか、離婚が成立したところでワイドショーに出演して“みそぎ”を済ませた形にした。復帰が早すぎるという批判は覚悟の上だろう。何でも答えるという姿勢は、バラエティー番組からのオファーも期待できる。

 ただ、本業の映画コメンテーターの方はどうだろうか。スキャンダルを起こした専門家の解説がどういう受け止めになるかは未知数。原田に倣った戦略で「二匹目のどじょう」はいるのだろうか。最後は人柄が決め手になるように思えるが……。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由