「ガキ使 笑ってはいけないシリーズ」休止のウラ事情 12.31夜の民放視聴率11年連続1位なのに…
視聴率が好調であるにもかかわらず休止となる背景には、8月末にBPO(放送倫理・番組向上機構)の青少年委員会が公表した「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」が審議入りすることがあるだろう。
日本テレビの合田伊知郎プロデューサーは、「昨年大晦日の放送で15年。つきましては、これを節目に『笑ってはいけない』を休止したいと思います」として、表立ってはBPOの件には触れていないが影響があることは想像に難くない。さる日テレ関係者は「もちろんBPO対策はありますが、もうひとつ別の理由があります」としてこう話す。
「先日、ある夕刊紙が、叩くばかりではなく、くすぐるなど罰ゲームのバリエーションを広げることで同番組は継続する方針と報じたのです。それに対し、この件についてナーバスになっている松本人志から、事前に情報が漏れたことについて物言いがついた。松本は、渡部建の出演の時もそうでしたが、たびたび同番組の情報が事前に外部に漏れることに疑心暗鬼になっているんです。それで急きょ“休止”という発表をせざるを得なくなった。ダウンタウン以下、出演者は変わらないし、実質的には“リニューアル”なんです」