ドラマ「日本沈没」の海底調査シーンの描き方はリアル 東大地震研究所の教授も納得
10月10日から放送をスタートした小栗旬主演の日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』(TBS系)の視聴率が初回、2話続いて15%台と好調を維持している。
原作は1973年に刊行された小松左京氏による小説。これまでに何度も映画化やドラマ、アニメ化など時代を越えて映像化されてきた作品でもあり、そのたびに新たな「日本沈没」が描かれてきた。今作も政府側の思惑や、既得権益に左右される日本のあり方など、災害の点だけではない、現代の問題点に切り込んだ新たな「日本沈没」が描かれている。
また初回放送5日前の10月5日には関東地区で最大震度5強の地震が観測され、同20日には熊本・阿蘇山が噴火。ネットでも<日本沈没が現実とリンクしているのではないか? と思わざるを得ないリアルさ>や<ドラマ「日本沈没」はメディアを使った現代社会への間接的な警鐘でもあると感じる>など、真摯に日本沈没から学び、気付きを求める視聴者の声が聞こえてきている。
そんな中、作中で地震研究に人生を注ぐ田所教授(香川照之)を通して、地震を研究する専門家の存在を初めて認識し、興味が湧いた。実際の地震研究に携わる人は、ドラマ「日本沈没」をどう見ているのだろうか?