著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

ドラマ「日本沈没」の海底調査シーンの描き方はリアル 東大地震研究所の教授も納得

公開日: 更新日:

 東京大学地震研究所・地震火山情報センター/国際地震・火山研究推進室の木下正高教授に聞いた。

■「日本沈没」で地震研究を志し、過去シリーズを全てチェック

ドラマの作りは、専門家の見地から見てもリアルだなと思うポイントが多いです。私も実際に海底調査を行ったことがあるのですが、深海に潜って調査している時の映像は、特にリアルですね。あと、田所教授の研究所でたびたび画面に登場するオレンジ色の金属の球のような装置は『海底地震計』といって、実際に海底地震観測で使用されている機器で、東京大学地震研究所のパンフレットにも掲載されています」

 ちなみに木下さんは「日本沈没」で地震研究を志すことを決め、過去シリーズも全てチェックしているという。

■「スロースリップ」は日本で最初に発見された

「『日本沈没』は、時代がどんなに変わろうと、災害に立ち向かう人間の姿は普遍的で面白いテーマなんだなと、改めて思いながら楽しく拝見しています。今作で初めて『スロースリップ』という専門用語が出てきて、それがみなさんに興味を持っていただけるきっかけになるのは純粋に嬉しいですね。スロースリップは、普通の地震よりずっと遅いプレートのすベりに伴い発生する現象で20年ほど前に、日本で最初にスロースリップを示す地震波が発見されて以来、世界各地の沈み込み帯で確認され、国際共同研究で進められています。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド