江口のりこ「SUPER RICH」初ヒロインの業界評はイマイチ…“シンデレラ女優”の敵と壁
「江口の演技は、味があるといえばそうなのですが、ちょっと物足りない。顔の表情が乏しく、感情をつかみにくい。あえて演出で笑顔をつくらないよう指示されているのでしょうけど、何を考えているか分からないんです。芸達者でオーラのある役者が脇を固めているため、江口の演技が悪目立ちしてしまっている」(前出のドラマプロデューサー)
そんな江口の生い立ちは、今回のドラマの役柄とは真逆の苦労人。5人きょうだいで、実はそっくりの姉がいる一卵性双生児だという。定職に就かない父親を尻目に、中学を卒業するとアルバイトを始め、その後、「劇団東京乾電池」のオーディションに合格し単身上京。下積み時代は、四畳半風呂なしのアパートに暮らし、新聞配達をしながら演技に磨きをかけた。
その後、脇役で存在感を発揮し、ドラマ「半沢直樹」(20年、TBS系)の国土交通大臣・白井亜希子役で知名度は全国区に。今回、2021年4月期のテレビ東京系の深夜枠のドラマ「ソロ活女子のススメ」に続き、悲願のGP帯の主演を掴んだというわけだ。
視聴率さえ取れれば、“勝てば官軍”で高評価されるのはテレビ業界の常。敵と壁を乗り越えてさらなる高視聴率をゲットしてネガティブな業界評をはね返せるか。シンデレラ女優のサクセスストーリーはこれからが本番か。