TBS秋の目玉「この初恋はフィクションです」が刺さるのは…TVコラムニストが指摘する“裏ターゲット”
TBSのこの秋の改編の目玉のひとつが、月曜~木曜深夜に新設された1話15分の「よるおびドラマ」。その第1弾「この初恋はフィクションです」が、8日から第5週を迎える。
企画・原案が、今期「真犯人フラグ」(日本テレビ=日曜夜10時30分)、「じゃない方の彼女」(テレビ東京=月曜夜11時6分)と合わせ3作に関わる秋元康氏で、脚本は「おっさんずラブ」「私の家政夫ナギサさん」などの徳尾浩司氏によるオリジナルだ。
田辺エージェンシー×TBS×秋元康による女優発掘番組「私が女優になる日_」で、ドラマの出演権をかけて行った演技バトルで優勝した飯沼愛(18)をはじめ、上位入賞者がドラマ初出演にしてメインキャストを務める、高校を舞台にした青春ラブストーリーだ。
「TVerでの見逃し配信だけでなく、YouTubeで全話配信、金曜にはその週の4話をまとめて配信するなど若年層の取り込みを意識した企画。その動向には他局も広告業界も注目しています」(エンタメ誌ライター)
「私が女優になる日_」のプロジェクト発足が2020年12月で、放送開始が21年4月。そうした仕込み期間もあった割には、いざドラマが始まると、ネット上には〈出演者が地味すぎる〉〈演技バトルの時のほうがうまく感じた〉なんて手厳しい意見も。