著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

グループから個人活動にシフト…キンプリ永瀬廉の成功に見るジャニーズ事務所の狙い

公開日: 更新日:

 韓国の7人組グループ“BTS”はデビュー当初からグループで「世界制覇」を合言葉に猛レッスンを続け、念願のグラミー賞ノミネートなど世界レベルに至った。スポーツの世界ならサッカーなど団体競技で世界一を目指した結果に匹敵する。

 日本では故ジャニー喜多川氏が「いずれブロードウェーの舞台に」という夢を持ちアイドルグループをつくり出した。日本でブームをつくり、アイドル王国を築いた。

 光GENJIぐらいまではグループ活動を主体に活動していたが、SMAPから徐々に俳優やタレントと、個人の活動との二刀流に変わっていた。サッカーと柔道を兼ねた選手のようなものだが、やがて二刀流を定着させる土壌をつくった。

 あくまでもグループで世界進出にこだわったBTSと、ソロ活動で各ジャンルに進出したジャニーズとの違いがいつの間にか鮮明になった。

 ジャニー氏から滝沢秀明氏に継承されたジュニアの育成も二刀流の強化が顕著に見られる。

「ジャニーズはグループ活動を主体に個々の才能を見いだしていき、将来の個人活動の基盤を見つける。それが今年から導入した22歳で活動終了制度。グループは俳優やタレントで活躍するための手段的な要素になってきている」(芸能関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された